ピークス

2018.5.16

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筆とまなざし #090「ローカルに根ざした、パタゴニア名古屋のリニューアル」

先週木曜日は名古屋へ行ってきました。3月末にリニューアルオープンしたパタゴニア名古屋の記念パーティーに出席するためです。今回、ぼくは名古屋近郊のクライミングエリアの紹介をするというミッションを仰せつかり、少々緊張しながら会場へ向かいました。

パタゴニア名古屋は、名古屋の中心地である栄にほど近い場所にあります。スタッフには山岳会の先輩がおり、これまでにも原画を飾らせていただいたりトークイベントをさせてもらったり、地元で行なったスケッチイベントのサポートをしてもらったりといろいろお世話になりました。今回はクライミングインストラクターの資格を取ったということで、クライミングの発表をすることになったのです。

リニューアルした店内でもっとも特徴的なのは、ミーティングスペースができたこと。その空間を仕切る壁には、名古屋近郊のアウトドアスポットのイラストマップが描かれています。床や商品棚には飛騨高山の栗の木が使われ、レジ棚にはぼくの地元産の御影石が使われています。可能な限り、この地方の材料を用いて作られた店内。ローカル性を重視した今回のコンセプトの表れであり、素材の運送距離を小さくしたいという思いの表れでもあるということでした。ケータリングには長良川の鮎など、地元の食材がふんだんに使われていました。

発表はクライミングのほかに、トレイルランニング、フライフィッシング、バックカントリースノーボードと登山、シーカヤックと、各アウトドアアクティビティで活動するスピーカーが5名。トップバッターはクライミングのぼくでした。

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マルチピッチクライミングがたのしめる御在所岳、2,000とも3,000ともいわれる課題数を誇る花崗岩ボルダリングのメッカ豊田、冬でも花崗岩のクラックがたのしめる瑞浪、国内有数のどっかぶりスポートクライミングエリアである鳳来、そして国内最難クラスのボルダー課題で有名な笠置山。名古屋近郊の岩場の写真を見せながら、エリアの説明をしていきます。名古屋は岩場にとても恵まれています。ほとんどのエリアが1時間ほどで行けてしまい、さらにそれぞれタイプの違うクライミングがたのしめるのです。そんな話をしていると、持ち時間の4分はあっという間に過ぎてしまいました。もっと笠置山のアピールをしたかったのだけれど、それはまたの機会に。様々な人と出会うことができ、これからもっとたのしいことが始まりそうな予感を抱きながら帰路に着きました。貧困画家には手の届かなかった「Long Root ALE」を6本もいただき、これは目標ルートが登れたときに飲むことにしよう。

翌日、すっかり緑に覆われたアトリエ小屋に行く小径でオトシブミの「揺籃」を見つけました。くるくるに巻かれた葉っぱの真ん中には卵があります。いつの間にか、もう初夏です。

 

【連載一覧はこちら!】

 

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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