ピークス

2019.4.26

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筆とまなざし#128「山のいきものと草花をテーマに。展覧会を開催します」

新しい展覧会

ここ数日の暖かさで遅咲きの桜が満開になり、冬枯れの土手は緑色に変わってきました。家の周りには待ちわびていたかのようにツクシがニョキニョキと顔を出し、小屋の周りにはワラビが伸び始めています。

地面に腹ばいになってワラビを描いているとヤマザクラの桜吹雪が頭に積もり、頭上ではウグイスがしきりに囀って、蝶々が気ままに飛び回っています。山里の春は賑やかです。絵を描き終わったあとで大きめのワラビを探して採りました。灰汁抜きをして、明日食べようと思います。ツクシはお馴染みの卵とじにしていただきました。タラの芽やコシアブラももうすぐ。春はお金のない絵描きにも優しい季節です。

毎年4月29日は、恵那山の登山口のひとつ、富士見台の開山祭です。この時期に合わせて登山口のある萬岳荘で展覧会を行なうようになって今年で4年目を迎えます。一週間前に安曇野で展覧会が始まったばかり。展覧会続きで大変だけれども、もう恒例となっているので今年も4月29日から5月いっぱいの日程で絵を飾ることになりました。

これまで行なったことのない展覧会のテーマはなにか……そこで思いついたのが「山のいきものと草花」でした。動植物の絵を描くのは好きで度々描いていますが、それをメインテーマに絵を飾ったことはありませんでした。思い浮かべると展覧会ができるくらいの作品数もあります。フライヤーのメインビジュアルには、中央アルプスの越百山に登ったときに出会った野ネズミの絵を使いました。登山道の枯葉の下で息を潜めて隠れている野ネズミを写真に収め、帰宅してから描いた一枚です。

さて、山のいきもの、といえばやっぱりライチョウ。これまでにも何度か描いていますが、せっかくなので新しい一枚を描くことにしました。山行写真からモチーフを探すと、ちょうど良いライチョウの写真を発見。6月ごろ、燕岳に登ったときに出会ったオスのライチョウ。背中のこげ茶色とお腹の白い羽、赤い肉冠のコントラストがすばらしい個体です。

128_2

展覧会準備はあとひと踏ん張り。搬入は金曜日です。

 

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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