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2019.8.13

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スキー大国オーストリア:スノートリップの締めくくりは古都散策

年末年始の旅行計画に、スキー大国オーストリアの魅力を紹介するスノートリップの第4弾。過去3回では、今年から就航を開始したばかりのANA羽田―ウィーン線で入国し、インスブルックにある9つのスキーエリアのうち4つを旅してきました。
でも、直行便とはいえせっかく遠路ヨーロッパまで来たのだから、どうせなら定番観光地だって見逃したくはないというのが旅人心理。街と山がとにかく近いインスブルックならば、スキー場へと出かける前後にだって街歩きをすることができるのです。人口30万人程度の小都市なので、歩いてめぐるにもぴったりなスケール感。中世からの歴史を色濃く残すオーストリアの陰の首都を楽しみましょう!
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インスブルックの代表的な景観といえば「黄金の小屋根」。幅16mのベランダの屋根に金箔が貼られているのです。金箔が貼られた銅板の数は、なんと2,657枚! これだけ豪華な造りになったのは、旧市街の広場に面した建物の一部がロイヤルボックスとされたから。そう、皇帝専用の観覧席として、代々の皇帝や名家ハプスブルク家の面々が、ここから騎士たちの試合や演劇を鑑賞していました。
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ハプスブルク家といえば、中世から20世紀初頭に至るまで、ヨーロッパで絶大な権勢を誇った名門王家。政略結婚を繰り返し、ヨーロッパ中央部を中心に広大な領土を手中に収めていました。その礎を築いたマクシミリアン1世が1500年に黄金の小屋根を完成させたように、インスブルックはハプスブルク家の一門から愛され、かつては宮廷も置かれていました。王宮教会や王宮をひとたび歩けば、アルプスに抱かれた小都市が陰の首都とまで呼ばれる理由も、身をもって実感できることでしょう。
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また、インスブルックには、オーストリア最古の現役家族経営企業「グラスマイヤー」も健在です。個人用の小型なものから、教会で使用される何トンもの大型なものまで、一族総出で鐘を鋳造。近代までは鐘が時計の役割を果たしていたのですから、歴史あるこの街で同社が営まれていることにも納得。月に1回、金曜日には、鋳造のようすを見学することができるツアーも開催されています。
5_DSCF10955_DSCF1100そしてもうひとつ、地域を代表する企業といえば、日本でもおなじみのクリスタル・ガラス製造会社「スワロフスキー」。創業100周年を記念した1995年には、インスブルックにミュージアム施設「スワロフスキー・クリスタルワールド」がオープンしました。2015年にはリニューアルをし、世界各国から選り抜かれたアーティストのインスタレーションを部屋ごとに楽しむことができるようになっています。写真のエレベーターのような小部屋の中には、2018年秋にオープンしたばかりの草間彌生さんの作品も……。
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さあ、旅の最後には、再びインスブルックの街並みを上から眺めてみましょう。「ベルクイーゼルシャンツェ」は、二度の冬季オリンピックでも使用されたスキージャンプ競技場です。飛び立つ目線からは本当に街に向かって見えるようで、選手からは不安視する声も……でも、それは景色の迫力の裏返し。こちらも建築家ザハ・ハティド氏が設計したタワー台からは、美しい町並みと標高2,600m級までの山並みを年中通して眺めることができます。

多様性ある4つのスキーエリアと、歴史ある美しい街並み。急ぎ足でお送りしたスノートリップでしたが、来たる年末年始の計画にいかがでしょうか。せっかくのヨーロッパということで、帰りにはANAミュンヘンー羽田便も利用可能。インスブルックからミュンヘンまでは、電車移動でも2時間程度とイージーアクセス! オーストリアでアルプスの大滑降を満喫して、最後にドイツのビアホールでグイッと一杯。嗚呼、なんて乙な旅でしょうか……。

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