ピークス

2019.6.11

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筆とまなざし#133「笠置山に子ども向け課題を作成。イベントを開催しました」

6月2日は笠置山で子ども(親子)向けのボルダリングイベントを「笠置山子どもサーキット」行ないました。ハイボルダーや高難度課題が多いのが笠置山の魅力なのですが、小さめの岩はこれまであまり開拓されておらず、近くにまだまだたくさん転がっています。

ひと月以上かけて事前準備。駐車場から近い一角に点在する小さめの岩を掃除して課題を設定。新たに20個の岩を掃除して52本の課題を作りました。その子ども向けの課題のお披露目イベントが今回の「笠置山子どもサーキット」。イベント参加者だけに配布する特製トポも作成し、当日を迎えました。

参加者は大人14名、子ども13名の11家族。地元のみならず、長野県や静岡県、富山県からも参加してくれました。数回しかクライミングジムに行ったことのない子から、ジムには行っているけど岩場は初めての子、岩場でのボルダリング経験者までさまざま。親御さんも初心者だったり経験者だったり。おおよそのレベルで3つのグループに分かれ、それぞれ2名のスタッフが引率して各岩を周りました。

これまで人気のなかった場所が、ちびっこクライマーたちで大賑わい。初めはモジモジしていた子どもたちもだんだん夢中になって岩を登り始め、同じグループの子どもたちとも友達になって不思議な一体感が生まれてきました。ご飯を食べ終わるとすぐに登り始める子どもたち。上手に登れても登れなくても楽しそうに岩にしがみつく姿を見ているとなんともいえない充実感に満たされるのでした。驚いたのは、岩場が初めてという10歳の女の子が2級を登ってしまったこと。身のこなしが鮮やかで、聞くと、友人が店長をするクライミングジムに通っているとのことでした。ここで岩を登った子どもたちが、近い将来クライミング界を賑わせているかもしれません。

自分が取り組んでいるルートが登れたときはもちろん嬉しい。でも、こうして参加してくれた方々が夢中で楽しんでくれ、いつも整備してくれている地元の方々も喜んでくれる。クライミングをとおして、そんな活動ができることは、目標ルートが登れたときとはまた違った、それに勝るとも劣らない充実感をもたらしてくれるのです。そんな環境がすぐ近くにあることは、なんと幸せなことなのだろうと思わずにはいられませんでした。

大成功のうちに終わった「笠置山子どもサーキット」。後日、「初めて外岩を登った子どもがまた登り行きたいと言っています」という嬉しいお便りもいただきました。次回は秋ごろの開催を予定しています。

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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