ピークス

2018.9.12

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筆とまなざし #102「根の上高原のキャンプイベントのための岩場整備」

取材旅行からしばらくぶりに家に帰りました。ずいぶんと涼しくなっていて、すでに稲刈りを終えた田んぼもちらほら。田んぼの上をトンボが飛び始めていました。アトリエ小屋へと続く道には青く小さな露草が一面に咲き、先日の台風で道を塞ぐように折れた赤松が横たわっていました。この辺りの赤松はどれもこれも松食い虫にやられているのです。

来週末(9月15日、16日)、近くの根の上高原でキャンプのイベントが行なわれます。ぼくはクライミング体験会の担当で、近くの岩場を新しく開拓し始めたところなのでした。瑞浪の岩場に似た結晶の荒い花崗岩。このあたりは中央アルプスから豊田にかけて続く花崗岩地帯に属しています。笠置山は凝灰岩なのですが標高の低いところは花崗岩になっています。岩が点在しているとはいえ、あまり大きなものはなく、数も多くはありません。それでも体験イベントを行なうには十分なポテンシャルがあるし、近辺を探せばまだたくさん岩があるかもしれません。

じつは、この場所に岩があることは中学生のときから知っていました。友人とキャンプに来たときに発見。気になっていたものの、当時はクライミングに対する認知度はほどんどなく、また中学生が登りたいといっても相手にされなかったのを思い出します。こんな形でこの場所の岩を登ることになるとは。

102_2

一昨日は、イベント用に比較的小さなボルダーを掃除しました。幼稚園児から大人まで参加者の年齢層に幅があるので、あまり高さのない、でも面白い課題がほしいと思ったのです。岩の上に乗っかった土を落とし、苔を落とし、もろい箇所をあらかじめ撤去します。下地の笹を刈り、倒木をどかし……土まみれ汗まみれになりながらの土木作業。しかし、この時間がなんとも楽しいのです。チョークを付けたブラシでていねいに岩を磨くとようやく登れるようになりました。そんな風にして、小粒な岩をふたつ掃除し、5本の課題が完成しました。

最後に、先日掃除しておいた岩へ。おもしろいようにクラックがX字に交差した岩。それぞれのクラックはすでに登っていたので、いちばん左のラインを掃除して登りました。これまでにできた課題は16本ほど。簡単だけれどなかなかおもしろい課題たちです。

まだまだ岩はあるものの、イベントまでにはこれで十分かな。家からは車で10分程度。また、気が向いたときにふらりと登りに来たいと思います。

さて、キャンプイベントはまだ参加者を募集しています。ご興味のある方は是非!

詳細はこちらから。

 

【連載一覧はこちら!】

 

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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