ピークス

2018.9.26

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筆とまなざし #104「小学生の姉妹によるはじめてのクライミング体験」

先日、近所の根の上高原で「MR.CAMP」というキャンプイベントが開催されました。標高約900mの根の上高原をベースに、さまざまなアウトドアアクティビティを楽しんでいただこうというイベントです。根の上にはふたつの湖があります。初日はカヌーやSUPなど湖でのアクティビティを行ない、夜にはウッドクラフト制作、2日目は近くにある岩でクライミング体験会が企画されました。ぼくは2日目のクライミング体験会を担当。事前に岩を掃除し、プチクライミングエリアを整備しておいたのです。

しかし、9月は雨ばかりでイベント当日も例外ではありませんでした。ウォータースポーツはそれほど困らないけれど、クライミングは岩が濡れてしまうと困ったものです。前日の夜まで降り続いた雨で、朝になっても岩はしっとり。それでも、日中は曇り予報なので少しずつ乾くことを期待して決行することにしました。

ボルダリングにちょうどいい、小さな岩が多いのですが、少し高さのある岩にはトップロープを張りました。ロープを使ったほうがクライミングしている感じがすると思ったからです。そして、今回は親子での参加もあるということで、ペツル社の小さな子ども用のハーネス、ヘルメットを奮発して購入したのでした。数人のキャンセルがあり、実際に参加してくれたのは小学6年生と2年生の姉妹。トップバッターはお姉ちゃん。怖い怖いといいながらもがんばっていちばん上まで登りきりました。岩は濡れているし、初めてのクライミング。ロープで確保されているといえども、信頼できるはずがありません。妹ちゃんはまだ小さいのでチェストハーネスを装着。頭の重い小さな子どもは、胸部にもハーネスをつける必要があるのです。そしてハーネスとヘルメットを装着したちびっ子クライマーの姿がなんともかわいく、絵のモチーフにしたいと思いました。後日、ほかのスタッフからもらった写真をもとに描いたのがこの1枚です。

地元でクライミング講習会をやっていきたいと思い、インストラクターを始めました。最近は、大人だけじゃなく子どもにもクライミングを楽しんでもらう環境を作りたいと思うようになりました。ここで暮らす楽しみがまたひとつ増えました。

 

【連載一覧はこちら!】

 

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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