ピークス

2019.4.24

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筆とまなざし#127「子ども向け課題作りに、小さな岩を掃除しに出かけました」

笠置山子どもサーキット

先週日曜日は笠置山に岩掃除に行ってきました。岩掃除は毎週のように行っているけれど、今回がいつもと違うのはいままで見すごされていたような小さな岩を掃除したこと。ちなみに掃除とは、岩の上に乗った土を落としたり苔を落としたりして登れる状態にすることです。

どうして小さな岩を掃除したのか。それは、子ども向けのボルダリング課題を作るためです。大人でも高い岩は、子どもにとってはさらに大きく、なかなか取りつきにくい。そんなちびっこクライマーやクライマー親子でも楽しめる環境を作りたいと思ったのです。

行ったことはないけれど、ボルダリングの聖地フランスのフォンテーヌブローには「サーキット」と呼ばれるものがあるそうです。ボルダリング課題に番号が付いていて順番に登って回るもので、元々は大きな岩壁がないパリ郊外でアルプスの大岩壁を登るためのトレーニングとして行なわれたのが始まりだといいます。

そこで思いついたのが「笠置山子どもサーキット」。子ども向けの課題をまとめて作り、親子でボルダリングを楽しめる場所にしようと考えたのでした。ちょうど、駐車場の近くに小さくて見向きもされなかった岩がたくさん転がる一角があります。アプローチが近いしトイレも近い。子どもサーキットにはうってつけの場所です。

友人7人が集まり、思い思いの岩をそれぞれ掃除。ぼくはロープにぶら下がってひたすら岩の上に溜まった土落とし。夕方までになんとか掃除を終わらせて8本の課題を作りました。小ぶりですが10級から2級まであり、大人でも十分楽しめるでしょう。この日は7人で22本の課題が完成。まだ岩はあるので、それは次回のお楽しみです。

6月には親子向けのボルダリングイベントを計画中です。空前のボルダリングブームでクライミングジムにはたくさんの子どもたちも来ているそうです。しかし、ボルダーとは自然に転がる石ころのこと。その石ころを登ることこそボルダリングなのです。

子どものころ、近くの山を駆け回ってはドキドキしながら崖を登って遊んでいました。ときには岩といっしょに川に落っこちたりして……。ここでは、もうちょっと「本格的に」、大手を振って遊べるはず。この岩の周りを子どもたちが元気に駆け回り、小さな冒険に挑戦する姿を想像するのは本当に楽しい。しかも仕事の題材にまでしちゃったりして。

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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