ランドネ

2019.10.23

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Keishi Tanaka「月と眠る」#4 日常の仲間と非日常の世界

ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2019年春から、連載のシーズン2として「月と眠る」をスタート。ここでは紙面には載らなかった当日のようすを、本人の言葉と写真でお届けします。

Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちらから↓↓

>>>「ランドネNo.108  11月号」

 

本誌にも書いたが、友人の「キャンプ場ってどんなとこ?行ってみたいな」というひと言から始まった今回のキャンプ。友人というのは、いつも僕の音楽を支えてくれているサポートミュージシャンたちで、リハやライブが重なれば1週間毎日顔を合わせることも少なくない。そんな彼らが休日も僕と一緒にいたいと思ってくれるなんて……嬉しいじゃないか。僕は張り切って計画を立て始めた。

▲河内川ふれあいビレッジの受付。

今回はキャンプ場自体が初めてという人が多く、まだ小さい子どもたちも参加するということで、泊まりではなくデイキャンプにすることにした。都内からの距離感、キャンプ場内の快適さ、できるだけ小さい川。みんながアウトドアの魅力に気がつけるかどうかは、この場所選びにかかっているとさえ思っていた。責任重大。正直、いままでの場所探しのなかで一番難航した。ただ、それがまた楽しいという不思議もある。

▲今回の主役はこの3人。

今回の主役たちを先に紹介しておこう。子どもがいるといつでも中心は彼ら彼女らになるが、キャンプでも当然それは一緒。撮った写真も子どもたちが多いが、プライベートを切り取っている連載ということで微笑ましく思ってくれることを願う。

▲広い芝生は最高の遊び場。

▲子ども相手でも容赦ない僕のうしろ姿。

最初は少し緊張気味だった子どもたちも、遊び始めればみんな友だち。すぐに良い顔であたりを探検し始めた。小さい子どもにとっては大冒険。近くにいる大人を従えて、あっちにいったりこっちにいったり。「走り回っても誰にも怒られないな」、「パパとママがいつもより優しい気がする」、「まわりの大人もみんな穏やかな顔をしている」など、きっと無意識に感じ取っていることがあるのだろう。ふとそんなことを思った。

▲トンボを探し回る息子と動かずにただ指を出す父。

▲キャンプ場に流れる小川。

子どもたちがいつも以上に元気に遊ぶなか、大人たちは食事の準備。いつも楽器を持つその手にはトング。炭を起こし、一緒にスーパーで買った食材を並べていく。ちなみに、スーパーで興奮して買いすぎてしまうということを毎回繰り返している。この日も例のごとく食材を買いすぎ、各家庭に持ち帰ったのはここだけの話。学習能力がない。

ちなみに、このキャンプ場には備え付けのBBQ台があり、そのほかのレンタル品も充実しているので、食材だけ持ち込めば気軽にデイキャンプを楽しめる。

▲焼いているだけで笑顔がこぼれる。

▲「う、うますぎる……」

少し休憩に戻ってきた子どもたちが肉をパクリ。無言でもうひと口。おいしいかを聞くと、頷きながらさらにひと口。外で食べると焼いただけの肉が何倍にもおいしく感じる。それは年齢関係なく、みんなが共有できる感覚だろう。

▲フライングでいただきます!まるで王様!?(笑)

▲そして料理人の登場。

僕のバンドメンバーの中には、下北沢の『おむかい』という洋食居酒屋で店長を任されている男がいる。そんな彼がキャンプ場でも腕をふるってくれた。用意していたのは、アクアパッツァとミネストローネ、パエリアという豪華な料理たち。それらを手際よく完成させていく。男として憧れはあるものの、やってくれる人がいるなら任せたい派の僕にはたどり着けない領域だ。

▲調理中のアクアパッツァと……。

▲完成し盛り付けられたアクアパッツァ。

シェフの料理を堪能したあと、少しキャンプ場内を散歩することにした。小川の両サイドにデイキャンプ用スペースが並び、その横にはピザ窯が出番を待っている。トイレや炊事場もキレイで、なんのストレスもない。テントサイトは芝生で広々と使えそうだ。

▲ピザ窯があるキャンプ場も多いのでいつか利用したい。

▲しっかりとした水場があると安心感する。

▲水場が遠い場合に活躍する「OUTPUT LIFE」のタンク。

子どもたちが遊び疲れ、大人たちの胃袋も限界を迎えたころ、シメの焼きそばを作り出す男。オススメの麺をどうしても食べさせたくて焼いてみた。これがまた不思議なのだが、BBQにおけるシメの焼きそばは食べれてしまう。少し前にテレビでも芸人がおなじことを言っていたが、これは本当の話なのだ。案の定、鉄板の上の焼きそばはすぐになくなった。

▲焼きそばは食べれちゃう!?

初めてのデイキャンプは、大成功に終わったと言って良いだろう。子どもたちが楽しそうで、それを見ている親たちが楽しそうで、休日の使い方としてはなにひとつ間違いがないように思えた。都会に溢れる刺激とおなじように、自然のなかで得られるものもたくさんあって、その豊かになった心で生み出すものに価値を見いだして、さらに子どもたちとも共有できたらなら、それはとても素敵なことだと思う。

子どもたちに対する想いは本誌のコラムで書き連ねているので、ぜひ合わせて読んでほしい。

▲本誌に乗せた写真はこちら。

▲なんか違う組体操「サボテン」、お気に入りの1枚。

★今月のニューフェイス

OUTPUT LIFE
ウッド ロール トップテーブル S サイズ 21,000円(税別)

ほどよいサイズのローテーブルを探していたときに出会ったのがコレ。もう少し長いLサイズや、スクエアタイプもある。組み立ても簡単で、持ち運びもしやすい専用バッグも嬉しいポイント。同ブランドのベンチと合わせて家で使うこともできるだろう。OUTPUT LIFEのセンスの良さを感じる。

https://outputlife.co.jp/

〇Keishi Tanaka
1982年11月3日、北海道生まれ。ミュージシャン。作詞家。作曲家。Riddim Saunterを解散後、2012年よりソロ活動をスタート。ライブハウスや野外フェスでのバンドセットから、ホールやBillboardでの11人編成ビッグバンド、さらには小さなカフェでの弾き語りなど、場所や聴く人を限定しないスタイルで年間100本前後のライブを続けている。自主企画として、バンド編成の[NEW KICKS]と、アコースティックの[ROOMS]を不定期に開催中。また、3月20日にベストアルバム「CLIPS」、5月8日に4thアルバム「BREATH」をリリース。『ランドネ』での連載は4年目に突入。

http://keishitanaka.com/

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