2016.7.20

  • facebook
  • twitter
  • hatena
  • LINE

【連載:筆とまなざし】北アルプス、そのまた北へ(前編)

 

梅雨の中休みというにはあまりにも完璧な登山日和。
天気予報を見て直前で出発日を1日遅らせたおかげで初日から晴天です。

白馬大雪渓から白馬岳、朝日岳を経由して栂海新道を日本海まで歩いてきました。
3泊4日の山旅、久しぶりの縦走です。

 

EPSON MFP image

 

陽射しが強すぎて猛暑のなかの登山。
それでも、初日は大雪渓を登るので涼しく、稜線が近くなれば標高も高くなって、いくぶん歩きやすくなります。

 

今回の旅の目的のひとつは、朝日小屋を訪ねること。
前回も書いたように、朝日小屋のTシャツのイラストを描かせていただき、一度訪れたいと思ったからです。

そして、北アルプス最北の山である朝日岳に行くのなら、日本海に面した親不知まで栂海新道を歩きたいと思うのは当然のこと。
なかなか行くきっかけがなかったので、これは良い機会です。

 

白馬岳頂上宿舎のテント場でキャンプした翌日、朝日小屋を目指して出発。
このあたりは何度も来たことのある山域ですが、三国境から雪倉岳方面へ行くのは初めて。
鉢ヶ岳のトラバースや朝日岳のトラバースは残雪が多く、例年だとまだ通行できないようですが、今年は雪が少なかったためほとんど雪渓は残っていませんでした。

花の時期も今年は少し早いみたい。
おかげで、斜面にはびっくりするくらい多くの高山植物が咲いていました。
コマクサ、ハクサンイチゲ、チングルマ……なかには見たことのない花まであり、花の知識に疎いのでほとんど名前はわかりませんが、目を楽しませてくれるだけで十分です。

盛夏になるとどうしても枯れてお疲れのようすになる高山植物ですが、今はまだ咲き始めたばかり。
どの草花もみずみずしくて美しい。

 

EPSON MFP image

 

しかし、それにしても暑い。
途中、いくつか沢があるので、沢に出る度に顔や身体を清冽な水で洗い、行水して身体を冷やして歩きました。

思いの外長い朝日岳のトラバースを終えると、ようやくガスのなかに見覚えのある赤い三角屋根の山小屋が見えました。
いや、正確には見たことはないのですが、Tシャツの絵を描くときに何枚も写真を見て印象が焼き付いていたのです。

時間は14時を少しすぎたくらい。
さてさて、女主人の清水さんはいらっしゃるかな?

 

次回は朝日小屋のようすをお伝えします。

 

第1回:山の小屋から
第2回:夏になったら――

 

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

関連カテゴリ・タグ

今、あなたにオススメ

親子アウトドア

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

おススメルート

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

山の楽しみ方

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

山レシピ

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

page top