2016.7.23

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大きな山で小さな世界を見る ~コケを観察してみよう~

日本には2,000種類、世界で2万種類あるといわれているコケ。

自宅周辺から雑木林、山へとあらゆるところにその姿を見せてくれます。

山の楽しみが広がるコケ観察の世界。

今回は里山から低山でよく見かけられる定番的なコケを、

『苔とあるく』(WAVE出版)の著者である田中美穂さんのコメントとともにご紹介します。

 

エゾスナゴケ

6-ezosunagoke

日当たりのよい土や岩の上に生えている。低地から亜高山帯まで広く分布する。

「乾くと同じコケとは思えないほどに著しく縮れます。水分を感じて開くと写真のように星のようにも見える形に開きます」

スナゴケというくらいだから、乾燥にも強い。

 

ハイゴケ

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日当たりのよい湿った土や岩の上に生える。葉の先が鎌状に曲がっているため立体感がある。都市部から山地に普通に生えている。

「手触りが好きなコケで、私が最初に覚えたコケでもあります。覚えやすい雰囲気が特長です」

 

スギゴケの仲間

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比較的明るい場所の土の上や、日当たりのよい湿原に群生する。

「庭園などにも植えられていて、おそらくいちばん有名なコケだと思います。手触りは固めで、透明感のない、厚みのある葉が特徴」

種類はいくつかある。

 

ホウオウゴケの仲間

9-houougoke_no_nakama

半日陰の地上や樹の根元などに生える。植物全体が鳳凰の尾に似ていることからこの名前がつけられている。

「このコケも正確な分類が難しく、ルーペで観察するような小さなものから、小指程度の大きさまであり、正確な分類は難しいです」

 

ホソバオキナゴケ

10-hosobaokinagoke

半日陰の地上や腐木上などに丸みのある群落を作る。やや白っぽい緑色が特長。コケ庭や盆栽にもよく使われている。

「その名の通り、翁の白髪頭や、ちょっと伸びた坊主頭のような雰囲気です。俗名でヤマゴケとも呼ばれることがあります」

 

コケの美しさで有名な北八ヶ岳などでは、山小屋で観察イベントなども開かれています。
コケを知って、山の奥深さをさらに味わってみてはいかがでしょうか。

 

写真・取材協力◎田中美穂

 

 

 

 

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