上級

2017.4.10

  • facebook
  • twitter
  • hatena
  • LINE

白馬でSKIMO! 雪山を駆けめぐる「山岳スキー競技」レポート

4月に入り、ウインターシーズンもそろそろ終わり。

各地のスキー場もそろそろクローズとなってきていますが、去る4月2日、白馬・栂池高原でアツいアツいスキーのレースが行われました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今年で11回目を迎える、「山岳スキー競技日本選手権大会」。

天候にも恵まれたこの日の朝、栂池高原スキー場のゴンドラ上部の駅、栂の森をスキーヤーたちがスタートしていきます!

いきなりの登り!

スキーのレースといえば滑るものと思うかもしれませんが、この山岳スキーレースは「登って」、「滑って」を繰り返すのが大きな特徴。

登りでは、「シール」や「クライミングスキン」と呼ばれる片側方向にだけブレーキがかかる道具をスキー板の裏に取り付け、下りの際はそのシールを外して滑っていきます。

もちろん登る方が圧倒的に時間が掛かり、その運動量もかなりのもの。

上位に入るような選手はトレイルランナーも多く、体力、持久力がある選手は、この登りでリードを奪っていきます。

ちなみに写真の選手は今回優勝した加藤淳一選手。トレイルランニングの大会でも活躍しているアスリートです。

「トランジション」と呼ばれる、スキーからシールを外したり、張ったりする作業。

ちょうどF1のピットインと同じで、トップ選手などはこの作業のスピードで順位が変わることも。

通常のバックカントリースキーでは板を外してから外しますが、レースではよりスピーディに作業するために、写真のように板を履いたままサッとシールを外していく選手が多いです。

レースの中には板を背負って、ブーツで歩く、走る、「ツボ足セクション」も用意されています。

これは山岳スキーレースでは一般的となっていて、ここも体力、脚力、さらには雪に慣れているかどうかが大きく左右されるシーンです。

滑りは攻める!!

じつは参加者がみんなスキーのエキスパートというわけではなく、スキーが上手な人、それなりの人との差がここではっきり出てきます。

スキーが得意な人はここが勝負どころ。

目にも留まらぬスピードで、斜面を一気に滑り降りていきます!

最後はまたスキー場に戻ってゴール!

今回は、「国際規格(フル)」、フルコースを一部短縮した「ショートコース」、初心者向きのミニレース「チャレンジ」の3カテゴリーが開催され、それぞれの表彰が行われました。

 

この山岳スキーレースはヨーロッパでは数多くの大会が開かれており、愛好者も数多くいます。

日本では、スキーヤーの間でさえまだまだ認知が少ないですが、「Skimountaineering」の略称として「SKIMO(スキーモ)」とも呼ばれ、バックカントリーを楽しむスキーヤーやトレイルランナーなど、一部の人たちから注目が集まっています。

リフトやゴンドラでアクセスして滑るのも楽しいですが、このSKIMOの楽しさは自分で登って滑るという、雪山をスキーで楽しむための要素がすべて詰まっているところにあります。

「別にレースでなくても…」という人も少なくないと思いますが、レースがひとつの目標としてあることで、ハイクアップ(登る)したり、滑ったりするということに対して、“もうちょっとうまくなりたい”と、自然と向上心が湧いてくるんです。

それはレースで上位に入るためでなく、安全にスキーを楽しむためにも磨いておいて損のない技術。

レースを通じて、スキーに対する考え方、遊び方が変わったという人も少なくないといいます。

 

道具は基本的にはバックカントリースキーを楽しむためのギア(ウォークモード搭載のブーツ・ビンディング、シール)などがあれば参加でき、レースによってはレンタルも可能。

※大会やレースのカテゴリーによってはビーコン、ショベルなどが必要な場合もあります。

 

いままでのスキーに物足りなさを感じていたり、新しいことをしてみたいという人は、ぜひ来シーズン、このSKIMOに注目してみてください!

関連カテゴリ・タグ

今、あなたにオススメ

親子アウトドア

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

おススメルート

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

山の楽しみ方

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

山レシピ

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

page top