
登山の誘いを受けたら、装備といっしょに「山の行動食」を準備しよう。パッと取り出し、サッとエネルギーチャージができる行動食。あなたは何を持っていきますか? これなら間違いなしの“テッパン行動食”をご紹介。
〈行動食のオキテ〉
積極的な補給で体力維持と回復を!
山では空腹やのどが渇いたと感じるまえに、早め早めにエネルギーや水分を補給することが大切。糖分だけでなく、汗で失われるミネラルも忘れずに。適切な行動食が疲れを最小限にくい止めてくれる。
1 ガッツリ食べたい
栄養補助食品
エネルギーの他に、さまざまな栄養素がとれるバランス栄養食。「『クリーム玄米ブラン』はクリーム入りなので、水がなくても食べやすい」、「『SOYJOY』はパサつきが少ないのがいい」と、のどのとおりやすさも大事なポイント。
2 やっぱり甘いもの!
チョコ類
高カロリーで、エネルギーになるチョコ類は、やっぱり行動食のテッパン。山では「キットカット」、「カントリーマアム」、「ベイク」など、溶けにくくベトベトしないもの、個包装で食べやすいものが選ばれている。
3 カワキモノ代表
スナック&ナッツ類
「クリアボトルにナッツやクルミ、ドライマンゴーを混ぜたものを持っていきます」、「ミックスナッツと柿の種、小粒おかき、M&M’Sを混ぜて」など、しょっぱさと甘さ、どちらも楽しめるオリジナルミックスを作る人も多い。あなたも自分好みのミックスナッツを作ってみよう。
4 しっとり感がいい
くきわかめ
コンビニやスーパーなどで手に入る味つきのくきわかめ。塩味、梅しそ味などがある。「甘酸っぱくて、水分も含んでいるので、のどが乾いていても食べやすい」、「シャキシャキ食感で、満足感がある」。ミネラル分が補えるのもうれしい。
5 塩分補給
塩あめ
昔ながらの塩あめは、山の行動食のド定番。汗をかいて失われた塩分と、エネルギーになる糖分を同時に補給できる優れもの。疲れて食欲不振になっても口に含みやすいのでエマージェンシーキットに常備させておくとよい。水分を多く摂取する夏は、とくに塩分が不足しがちなので塩分補給は必須だ。
6 疲れたときに、うれしい酸味
すっぱいお菓子類
カリカリ梅や乾燥梅干しなど、すっぱいものも人気。梅干しに含まれるクエン酸には疲労回復効果が期待できる。「疲れると甘すぎるものは受け付けなくなるけど『ピュレグミ』は甘酸っぱくて食べやすい。ジップタイプになっているので持ち運びにも便利だ。
(出典『ランドネ』No.32)