2016.11.26

  • facebook
  • twitter
  • hatena
  • LINE

冬の低山ハイクに持っていくべき エマージェンシー&ファーストエイドキット

冬の日帰り低山ハイク。みなさんは、何を持って山へ向かいますか? 「雪山に向かうわけじゃないから、装備は少なめ。低山だから安全だよ」。こんなように、軽い気持ちで山へ向かう人がいたら、それはとても危険です! 低山こそ遭難に至る危険が高いのです。とくに、秋から冬の時期は日没が早いので、より遭難する確率が高まります。日頃からエマージェンシー&ファーストエイドキットを持ち歩き、使い慣れることが重要です。

「エマージェンシー&ファーストエイドキットは、もしものときしか使わない。だから忘れがち……」という方、じつは多いのではないでしょうか。身近な低山でも、緊急時を想定して活用できるエマージェンシー&ファーストエイドキットを日頃から装備する習慣をしっかりと身につけましょう。
冬の低山ハイク、ベターチョイスキットはこれ!

20161123_01

 

エマージェンシーアイテム(※オレンジ)
1)防水グローブ。2)ライター。3)耳当ての付いたキャップ。4)500m以上の保温ボトル。5)ミニサイズの使い捨てカイロ。6)レスキューシート(2人用サイズ)。7)バラクラバ(目出し帽)。8)ツエルトの組み立てや、ファーストエイドの固定に活用する細引き。9)ヘッドライト。10)ヘッドライトとスマートフォンの予備バッテリー。11)ナイフ。12)補修用のダクトテープ。

 

ファーストエイドアイテム(※グリーン)
1)大きいサイズの滅菌ガーゼ。2)絆創膏。3)テーピングテープ。4)飲み慣れた常備薬と鎮痛剤、下痢止め。5)流血や土汚れを流すための200mlほどの未開封ペットボトルの飲料水。

 

積雪のない冬の低山を想定したアイテムの大半は、保温と加温アイテム。耳当ての付いたキャップと防水グローブを山行時から身につけると考えれば、キットの総重量は700g前後となります。これなら、日帰りハイクでも苦にならない重さなのではないでしょうか。また、虫刺されに必要なポイズンリムーバーは冬なので省きました。向かう山の環境に応じて微調整しましょう。

もしものための活用アドバイス

20161123_03

 

1.お湯やカイロで、加温しよう
低山とはいえ、冬場の気温低下による体力消耗は大きいです。緊急時や休憩時に停滞するとき、防寒ウエアで保温することも大切ですが加温することも体力・体温を維持するため重要となります。インナーウエアのうえに、部分ごとにカイロを貼って加温しましょう。停滞時、足を加温するときは、温かい空気が溜まるように靴ひもを緩めて、つま先部分に貼るのがポイントです。(イラスト参照)また、保温ボトルにお湯を入れて持ち運ぶのもおすすめです。
2.「緊急時だけ使う」のではなく、普段使いのものを活用しよう
キャップや防水グローブなど、身につけているアイテムにプラスオンで、活用できるアイテムを加えると装備の負担になりません。スキーやスノボなど、スノーレジャーで着用する防寒アイテムを登山でも活用してみるとよいかもしれません。

20161123_04

3.レスキューシートの活用法
まずは、大きさにゆとりのある2人用のレスキューシートをツエルト代わりに広げます。地面からの冷気が入らないようにシャットアウトしたら、バックパックを背面に敷き、仰向けになります。トレッキングポールや支え木でシートに高さを設けます。吐息で結露しない程度に空間を作ることが保温空間を作るうえで重要なポイントです。

もしものために、日頃からエマージェンシー&ファーストエイドキットを持ち歩いて、冬の低山を楽しみましょう。

アドバイス◎渡辺佐智(登山ガイド)

イラスト◎天本惠子

(出典:ランドネ No.61)

 

関連カテゴリ・タグ

今、あなたにオススメ

親子アウトドア

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

おススメルート

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

山の楽しみ方

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

山レシピ

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

Promoted

星空観察:夏の大三角形を見る!

More

page top