2016.6.10

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【その1】転ばぬ先のテント泊を快適、上手に過ごすためのコツ

テント泊で起きがちな問題への対処法や、知っておけば現地で役立つ情報をピックアップして紹介

 

①細引きのザ・ベストは、「太さ3㎜、反射繊維入り」

テント内に張り巡らせて濡れたウエアを乾かしたり、テント本体やフライシート、ツエルトを張るのに使用したりと、テント泊において何かと便利な細引き。登山用具店に行くと、さまざまな色や太さの細引きが計り売りされている。どれを選ぶのかは、最終的には個人の自由だが、「これを選べば失敗しない」といえるのは、太さが3㎜で、光をよく反射する素材のものだ。太さ3㎜の細引きは、60㎏程度の荷重にも耐え、靴ひもなどとも近い太さなので汎用性もさらに広がる。そして光を反射しやすければ、暗闇やライト使用時の視認性も高いなど、難点が少ないのだ。逆に、2㎜以下のものだと、結び目が小さくなってしまいほどきにくいなどの弱点がある。

 

イラストA

細引きは、登山用品店で計り売りされている。3m 〜5mあれば、どんな用途にも対応できる。太いものでも登攀には使えないので注意

 

 

無題

細引きのすべてに反射繊維が織り込まれているわけではない。ショップのスタッフに用途を説明し、話を聞いてから購入しよう

 

 

②意外と知らない、天気予報が流れる「ラジオの時間」

テント泊山行中、現地で翌日の天気予報や気象情報を知るにはラジオが最も安定した方法だ。天気・気象の情報を登山者に提供している山小屋が近くにあれば利用できるが、必ずしもあるとは限らない。危機管理のためにも、積極的にラジオを活用するようにしよう。天気図が書けるならばもちろんNHK気象通報(NHKラジオ第2、午後4時〜4時20分)で天気の予測を、できない場合でもNHKラジオ第1の天気予報(毎時55分から。一部異なる時間帯もあり)で、自分がいるエリアに関係する情報は収集しておこう。

 

無題

ラジオには、SONYのPLLシンセサイザーラジオなどの、山での選局がしやすいものがある

 

③グランドシートのサイズは「少し小さめ」を

岩場やガレ場など、路面環境の悪い場所にそのままテントを張ってしまうと、テント本体底部が痛み、摩耗して穴が開いたり、裂けてしまったりする。それを防ぐアイテムがグランドシート……なのだが、シートのサイズは、必ずテント底面のサイズよりひと回りかふた回り小さいものを選ぶこと。その理由は、雨天時の水。テント底面より面積の大きなグランドシートを敷いてしまうと、雨が降ったとき、テント付近の水が地面に逃げずにすべてグランドシートとテントの隙間に入ってしまう。結局はテント内部に水が染み出してくるというような残念な事態に陥ってしまうのだ。

イラストC

グランドシートがテントより小さすぎると、敷く意味がなくなる。目安は「ひと回り」小さいサイズ

 

④「瞬間接着剤」で、テント破損時の応急処置を

言わずもがなテントも消耗品なので、経年の劣化や不慮の事故により、山行中に破損してしまうこともあるだろう。天候も穏やかで破損も小規模なら、そのままやり過ごすこともあるだろうが、環境がシビアなときは、瞬間接着剤を使って応急処置を施すと手間も少なく安心度も高い。補修用に、ガムテープより粘着性の強いダクトテープやパッチなどを準備しておくのは当然だが、極端な低温だと粘着力が低下して使いものにならなかったりする。その点、瞬間接着材は不凍性も高く、乾いてしまえば接着面も強固なので重宝するだろう。ただし、あくまでも応急処置。下山後は、必ずメーカー修理に出したり、破損がひどい場合は買い替えを。

イラストD

瞬間接着剤を購入する際は、どんな材質に使用できるのかをあらかじめ確認しておくこと

文◎編集部

イラスト◎田中斉

(出典『PEAKS』vol.66)

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