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2018.10.18

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筆とまなざし #107「秋の夜長の手仕事にトレッキングパンツのカスタマイズ」

以前にもパンツ(下着じゃなくてズボンのほう)の話を書きましたが、今回もパンツのことを少々。

さまざまなメーカーがさまざまなトレッキングパンツを販売しています。薄手のもの、冬用のもの、ストレッチの効いたもの、撥水性や防風性のあるもの……。シーズンや用途によって機能は異なるものの、「速乾性が高くて動きやすい」というのがトレッキングパンツに求められる基本機能でしょう。ガイドさん御用達のヨーロッパブランドのパンツは高機能そうだけれど、レーシングウエアのような攻撃的なデザインが個人的にはちょっと苦手。どちらかというと、普通のズボンのようなシンプルなデザインが好みです。

そんな中、ここ数年愛用しているのがパタゴニアのクアンダリーパンツ。薄手で軽量、適度なストレッチ性があってほどよい立体裁断で動きやすい。シルエットはジーンズのようで、普段でも山でも岩場でもクライミングジムでも、いつでもどこでも履けるのが良い。ただし、このパンツにも難点があります。それはちょうど良いサイズがないということ。ウエスト28だと少々小さく、30が快適だけれどもウエストが大きくてズリ下がってきてしまいます。バックルのあるパンツはハーネスと干渉するのであまり好きではなく、ベルトも同様。ウエストにゴムを入れたりもしましたが、なんだか小学生の体操着みたい。単に紐を入れて正面で縛るのはフィット感に欠けます。

いろいろやってみて最近編み出したカスタマイズが、イラストのような構造。ウエストのボタンホール側内側に穴を開け、少し伸縮性のある靴紐を紐通しで通します。右腰まできたところで、今度は外側に穴を開けて紐を出し、ボタンホール側の紐を縫い付けて固定。もう一方の末端をボタン付近に縫い付けてから、外に出ている紐を半分のところで切り、切り口をライターで炙ってほつれないようにしたら完成。紐同士を蝶々結びにすれば簡単かつフィット感よくウエストを絞ることができ、脱ぐときもそのままでOK。このくらいの結び目ならじゃまにならないし見た目も悪くない。

これは良い! とほかにも2本のパンツを同じようにカスタマイズ。秋の夜長の手仕事でした。

 

【連載一覧はこちら!】

 

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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