
寒いこの時期、登山を終え下山後に立ち寄る温泉は格別です!
山の麓には、シャンプーやタオルなどのアメニティが豊富で手ぶらで立ち寄れる入浴施設が多くあります。一方で、お風呂もなければ、洗剤が使えないなど宿泊時の持ち物に工夫を要するのが山小屋です。山小屋に泊まるときのアメニティセット、そして下山後はお気に入りのシャンプーや肌に合った化粧水など自分のコンディションに応じたこだわりのアイテムを持ち寄り、気持ちよくお風呂を楽しみたい! だけどやっぱり「こだわれば、こだわるだけ、装備が重っくなってしまう……」こんなお悩みをお持ちの方は必見です。
今回は、松本みきさんに「山のお泊り&下山後お風呂セット」を見せていただきました。上手な収納術に注目です!
松本みきさん
ソーイングハイカー、関西の六甲を拠点に山で便利なグッズを制作中するブランド、yamarokkoを主宰。山ごはんが好きで最近は子どもがよろこぶメニュー考案に奮闘中。大好きな温泉は六甲帰りの有馬温泉(兵庫県)。なかでも金の湯、銀の湯がお気に入りです。
松本みきさんの、山のお泊り&下山後お風呂セット(収納時)
自作のポーチで、上手に収納!
ヤマロッコのアメニティポーチには、芯を抜いたトイレットペーパーと整理用品を収納しました(写真a)。ポーチにカラビナでウエアにひっかけておくと、登山時や山小屋泊時にスムースになります。 ヤマロッコのハイカーズポーチ(写真b)。自立式で中身がパッと見れて、サッと取り出しやすいのが特長です。
松本みきさんの、山のお泊り&下山後お風呂セット(ハイカーズポーチの中身)
ヤマロッコのハイカーズポーチ(写真b)には、化粧&スキンケアアイテム、お風呂アイテムを収納
a.よーじや大袋1には、子供のお尻ふきシートを収納します。ノンアルコール、パラベン無配合で肌触りがいいのが特長で、肌がつっぱらないのがお気に入りのポイントです。
b.よーじや中袋には、スキンケアシート、メイク落とし、洗顔ができるオイルフリーのシートを収納します。
c.コンタクトケースとコンタクト液。
d.マッサージオイルは、バジャーマッサージオイルを愛用しています。ジンジャーオイルとトウガラシエキスが入っているのでじんわり暖かくなります。筋肉疲労を和らげたり、体がポカポカするので、山での夜の冷え防止に欠かせません。
e.よーじや大袋2には、オールインワン化粧品類を収納。化粧水、乳液、美容液、化粧下地が1つになったものです。山では軽量化を意識して使用しています。その他、リキッドファンデーション、フェイスパウダー、パフ。
f.よーじや小袋には、必要分のチークを入れます。
g.アイメイク用コンパクト。ブラウンのナチュラルカラーは眉にも使えます。なくなってもよい小型のメイク用品を山用にしています。足りない色はチップにとってラップにつつんで持っていきます。
h.コンパクトなので、子ども用の歯ブラシを愛用。
i.よーじやの鏡。
j.ヘアゴム。
k.下山後の立ち寄り湯用のシャンプー。石鹸は大抵、温泉にあるのでトリートメントのみ持参します。
l.ファイントラックのナノタオル。「油とり紙」ほど強力に皮脂を吸わないので化粧直しに最適です。水で洗えばすぐ綺麗になり乾燥が速いので手放せません。
松本みきさんのこだわりはココ 軽量、身支度スピードアップ!
テントや山小屋など充分な明かりがない場所では、ポーチ内の見易さが身支度のスピードを左右します。素早く準備できるよう一目で中身が分かる、取り出せるようにしています。ちなみにノーメイクだと血色が悪いので山でもメイクは欠かせません。このように山小屋で使うアメニティセットをきちんとしておくと、下山後のお風呂で使うアイテムもすぐに取り出すことができます。
松本みきさん主宰yamarokkoのアイテムもぜひチェックしてみてください。
ポーチ以外にも、山行マップケースなど登山好きを活かした便利なアイテムが充実しています。また、お子さんがいるママならではのアイデアを活かしたリメイク術『簡単! 山モノ作り』のブログも掲載中。
(出典:ランドネNo.81)