初級

2017.9.5

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アシスタント大吾、アウトドアスタイリストへの道! -最終回-

磨かれたセンスと培われた見識でビジュアルを彩るスタイリストという職業。

アウトドア媒体をはじめ、さまざまなフィールドで活躍するスタイリスト・近澤一雅氏のアシスタント・大吾くんが、独り立ちを目指して奮闘する日々をおくっている。

そんな半熟・大吾くんの修練のようすをおおくりする。

 

ただいま登山シーズン真っ只中ですが、まずは基本に立ち返ってみよう。

ほら、おしゃれは足元からって言うじゃない!

そんなテーマでお送りする今回は「ブーツとソックスの組み合わせ」。

今回こそ大吾くんのセンスは発揮されるのか!?

 

IMG_3703

 

 

 

 

 

 

アシスタント大吾

23歳、宮崎県出身。ファッションやアウトドアカルチャーが好きでその追求心からスタイリストを目指し上京。スタイリスト近澤氏に師事しいまにいたる。趣味は山よりサーフィン。キャリア2年

今回は、前回同様のテント泊、小屋泊、日帰りの3シーンに合わせて足元のスタイリングを考えるということでスタイリングを組みました。正直ブーツだけでも数が
多すぎて迷いましたし、ブーツに対して合わせのソックスも普段履きしているソックスじゃ山だと汗ビッショになるので、用途にあったアイテムを選ぶだけでも一苦労。夏山といえば午後になるとアルプスなどでは雨も多いので、耐水性があるアイテム群になっています。

バランスのとれたテント泊スタイル

ブーツ:GK8X¥18,500(キャラバン/キャラバン)TEL.03-3944-2331ソックス:PhDアウトドアマウンテニア¥4,200(スマートウール/ロストアローユーザーサポート)
TEL.049-271-7113

大吾:
テント泊は小屋泊と違って長いこと外にいる時間が多く、泊まった次の日も同じブーツを履いてすごすことが多いと思ったので、よりソールがしっかりしてる防水性ありのシューズを選びました。キャラバンが展開するグランドキングシリーズはテント泊や縦走を想定してのシリーズなのでチェックしておいたほうがいいと思いセレクト。合わせには選んだのは高密度クッションを備えたハイソックスです。メッシュのベンチレーションは通気性があって蒸れ防止で快適な足運びをサポートします。

近澤:
テント泊と小屋泊の違いはまず荷物の量が格段に違うという事が第一。基本的に山に入ればブーツは下山するまで同じです。テント泊であれば荷物が重くなるので背負う重さに対してバランスよく軽すぎないブーツ選びたいところ。しかしハイソックスを選んだ所はおもしろいね! ショートパンツ時でも膝下まで守れるし、オーバーナイトの防寒にもいいと思う。だけど、メッシュベンチレーション? ていうのをもう少し詳しく説明してくれないとなぁ……。

大吾:
テント泊と小屋泊荷物の量はさほど変わらないと認識していました。格段に違うんですね……。しかし、足首をしっかりホールドしてくれるブーツを選んだのは間違いではなかったんですね。ただハイソックスのメリットはいくつかおさえたつもりでしたが、小技というか細かな使い方までは至ってませんでした……、勉強になります! メッシュベンチレーション。洋服と同じくとくに汗のかきやすい部分に空気の通り道があります。素材によってベンチレーションの作りも違います。例えばマウンテンパーカーだったらファスナータイプになっていたり、このソックスではきめ細やかなメッシュ部分から熱を逃がすことができたり……。説明不足ですみません!

夏山の縦走に耐えられる剛性を確保しながらリーズナブルな価格がすばらしい。しかもゴアテックスを使用した防水対策も施されている。

血行促進のための段階的圧着を採用し、甲の部分には通気性を確保するメッシュベンチレーションゾーンを設けている。冬用のソックスだが、フィット感を増すために薄手に作ってあるので、寒がりさんなら夏山テント泊にちょうどいいかも。

長く使えるブーツで快適小屋泊スタイル

ブーツ:サイラス GV メンズ¥31,000(アゾロ/モンベル・カスタマー・サービス)フリーダイヤル0088-22-0031 ソックス:トレッキング ミッドウエイト クルー¥1,600(ザ・ノース・フェイス/ザ・ノース・フェイス原宿店)TEL.03-5466-9278

大吾:
山小屋泊は日帰りよりワンランク上の山を楽しむことができます。ここではレザーのブーツでのスタイリングを組みました。耐久性や防水透湿素材などの基本機能は持ち合わせていますが、なかでも足首回りに柔軟性が高いショーラーソフトシェルを使うことによって、より快適なフィット感を演出してくれます。ソールの張り替えも可能で、使えば使うほど味がでてくるので長く使えるのもうれしいポイントです! 合わせには長時間の足運びをサポートしてくれるソックスを選びました。ポリジン加工という抗菌防臭機能を含み。アーチサポート機能やプロテクター機能をプラスした長時間の山歩きをサポートしてくれるモデルでえす。パイル地ならではの柔らかな履き心地もいい感じ。

近澤:
とりあえず、一概に山小屋泊が日帰りよりもワンランク上の山を楽しむことができると言えないぞ。前項でも言った小屋泊のほうが荷物が減る可能性だってある。そのあたりは歩く行程や時間によって全然変わってくる。軽くなる特徴を考えれば基本のブーツ選びも変わったかもな。バランス考えればテント泊とブーツが逆でもよかったような気がする……。もっと自分の言葉でプレゼンしないと!

大吾:
荷物が軽くなるという考えが根本的に間違っていたようですね……。目で見て学ぶのと実践しないとわからない部分もあるということ、反省します……。もっと商品の紹介なんかもプラスしてお伝えしないといけないかと思ってやった結果が裏目にでてしまいました。紹介するならweb上にも載ってないことだったり、それプラスコーデのポイントだったりをお伝えしなくてはいけませんでした……。

多くのブーツメーカーが信頼をおくビブラムメガグリップを採用。泥はけのよいパターンも多くのトレイルにマッチしそうだ。

細菌の増殖を抑えるポリジン加工で、高い抗菌防臭機能を搭載。アーチサポートやアキレス腱へのプロテクター機能などで長期の歩行を快適にしてくれる。

軽快ブーツで日帰りスタイル

ブーツ:ウェストワード ミッド ウォータープルーフ¥24,000(キーン/キーン・ジャパン)TEL.03-6416-4808 ソックス:Ms1403 ブーツソック クッション¥2,800(ダーンタフ/エイアンドエフ)TEL.0120-197-708

大吾:
日帰りではコットンキャンバス地+スエード素材のブーツを選びました。通気性のあるキャンバス地とブランドオリジナルの防水透湿素材を施したスエードアッパー。ソールも耐磨耗性・グリップ性にも優れたソールが採用されています。クラシックな雰囲気で街でも履きやすいライトな履き心地のブーツなので、日帰りから気軽に登山をはじめてみたい人におすすめしたいです! 合わせはウールのクッションソックスをプラス。メリノウール使用で蒸れにくく抗菌防臭機能を持ち合わせています。また、足裏やヒールとつま先などにずれにくい構造を採用しており、耐久性を高めて補強されている細かいところまで気のきいたアイテムです。

近澤:
オマエはほんと物を見ていないな。全部ウェブにある情報じゃないか……。日帰り登山に限らないが、登山はルートによって靴の選び方が変わるもの。もちろん荷物の量でも変わってくるが、日帰りで一番気にしたいのは岩場・土のトレイル、そしてアスファルトでの歩きやすさだぞ。テント泊と違い、サンダルを持っていくことはほとんどない。そのへんをわかった上で選ばないと、チグハグなことになります! とはいえ、高尾山などから登山を始めたいという人にはいいかもな。もし1回きりで辞めたとしても、このブーツなら街でもマッチするデザインだと思うし、それをサポートする厚手のソックスというのもいいだろう。

大吾:
これまた商品の紹介中心になってしまい申し訳ございません……。ライターさんのように言葉文章をわかりやすく伝えることもスタイリストには必要だと実感。スタイリングを感覚で組む方もいらっしゃいますが、なぜその組み合わせにしたのか理由がなくてはいけなかったり、初歩的なところがたりてなかったりしました……。

街着でも使えるライトな足裏感覚に、ブランド独自の防水透湿素材を使用。まさに街から山まで一足のモデルのライトハイキングブーツ。

独自の編み方を採用した高密度クッションを足裏と脛部分に採用。ニュージーランド産の上質なメリノウールを使用しているので、蒸れにくく消臭抗菌効果もある。

近澤:
ちょっと今回ひどい……。セレクトに関してブーツはバリーエションもあってよかったが、ソックスは難題だったかも。もう少し差を見せてほしいかな、五本指のソックスや生地厚の差なんかが見られるともっと良くなると思う。それにちょっと紹介の仕方がひどいね。これならメーカーのホームページ見た方がいいわ。なぜこの組み合わせにしたか、感じたか思ったかを自分の言葉でプレゼンしてもらわないと意味ないよ。大吾が代わりに商品紹介しますならいいのかもだけど。スタイリングをメインでプレゼンしてくれないとおもしろくもなんともない! スタイリストを舐めるな!

大吾:
いつの間にか商品だけの紹介になってしまいました……。自分が実際試し履きして感じたことや、思ったことなどを伝えるのが不足しすぎだなと改めて感じました。もちろん商品紹介も大事ですが、この組み合わせでなにを伝えるか、必要な情報をしっかりしなくてはいけないですね。今回ご指摘いただいたおかげで自分の弱点というものがわかりました。一つひとつ弱点を克服できるようにがんばっていこうと思います! が、やはり僕は田舎に帰ります……。

最後に問題発言をした大吾。果たして彼は本当に田舎に帰ってしまうのか……!? ひとまず、一旦この連載はお休みに。大吾が戻ってくるよう、激励のメールをお待ちしています!

スタイリスト近澤一雅
アウトドア系の企画を主食とする、アウトドアスタイリスト。媒体ディレクションから撮影コーディネートまで請け負うアラフォーの39歳。基本はドMで好きな言葉は『代打八木!』。アシスタントも募集中! ご連絡は下記まで。

info@sharethemt.com

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