上級

2017.12.6

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筆とまなざし #071「カモシカスポーツのカレンダーに山の四季を描く」

カモシカスポーツのカレンダーの絵を描いて3年目。来年用のカレンダーも完成してすでに配布が始まっています。A4サイズで本体価格は¥500。カモシカメンバーだと本体¥1,000、そうでない場合は¥3,000以上のお買い物で1部もらえるという、毎年恒例のカレンダーです。初夏のころから構想を重ね、夏には絵を仕上げました。

今回のテーマは「山の四季」。がっつり登山ではなく、四季折々の日本の山の風景を、想像を交えながら描きました。決まった風景がないぶん骨の折れる作業でしたがなんとか描くことができ、評判も上々とのことで安堵しているところです。ちなみに、表紙の絵は「カモシカ」です。日本の野生動物を代表するカモシカ。近所でもよく見かける、ぼくにとっても馴染みのある動物です。表紙絵をどうしようか悩んでいたときに、横浜店の佐藤店長から「カモシカはどう?」と言われ、それは良いと即決したのです。それぞれの月は、動物だったり風景だったり、ヤマメがいたりとなかなかたのしい絵になりました。詳細はぜひ実物を手に取ってみてください。ところで、このカモシカオリジナルカレンダー。トイレに飾っている人が多いと聞きます。サイズ的にも小ぶりで飾りやすいのでしょうけれど、毎日ほっとひと息つくところに飾ってもらい、和みのひとときを演出できるというのはうれしいものです。

さて、カレンダーの配布に伴い、展覧会も毎年行なっています。今年は12月14日(来週!)から1月9日までの会期で、カモシカスポーツ山の店・横浜店で開催することになりました。12カ月分の絵と表紙絵を合わせた計13点の原画を展示します。これから超特急で額裝、展示準備を行ないますが、ちょうど週末に笠置山での新エリア公開イベントを控え、その翌日からは関東でのクライミング講習会のアシスタント、翌日に横浜店で搬入と、考えるだけでてんやわんや間違いなしの1週間になりそうでいまからぞっとしています。在廊の予定はありませんが、いつでも気軽にご覧いただけますので、ぜひぜひ原画を見に行ってみて下さい。すべての原画は販売もします。世界に1点だけのオリジナル。お気に入りの1枚と出会えたらぜひ。年末年始は休業日、営業時間の変更もありますので詳しくはカモシカスポーツのHPをご覧ください。

このカレンダーの配布が始まると年の瀬を感じます。今年も残すところあとわずか。やり残しのないようにしつつ、来年の予定を考え始める毎日です。

 

【連載一覧】
#001 山の小屋から
#002 夏になったら――
#003 北アルプス、そのまた北へ(前編)
#004 北アルプス、そのまた北へ(中編)
#005 北アルプス、そのまた北へ(後編)
#006 真夏の小さな物語
#007 初めてのマルチピッチ(前編)
#008 初めてのマルチピッチ(後編)
#009 星野道夫さんに会いに行く
#010 吉田 博と「劔山の朝」
#011 上高地スケッチ絵画講座、開講
#012 偉い! とうなったおすすめギア
#013 ドロミテ山塊へのクライミングトリップ
#014 笠置山クライミングエリアの開拓
#015 秋のよろこび、中津川の味覚「栗きんとん」
#016 ようこそ ようこそ 笠置山クライミングエリア
#017 カフェのご主人、お客さんと、秋の野外水彩画教室
#018 3代目の山道具、ラ・スポルティバのボルダーXミッド
#019 山と道具の2017年カレンダー
#020 ちびっ子クライマーたちの外岩デビュー
#021 鍛金ワークショップで自分だけの山道具を作る
#022 太平洋に面した“最果ての地”のクライミング
#023 菊池哲男さんが写した、美しきアルプスの星夜
#024 憧れのヨセミテと、クライミング計画2017
#025 アウトドア文化としてこの地域に根差すために
#026 年末年始の相棒に、拳大の小さなストレッチギア
#027 中津川のお正月。明けましておめでとうございます
#028 名古屋で『吉田博 木版画展――抒情の風景』を見る
#029 名古屋の古着屋でめぐり合った、お守りのカラビナ
#030 徳島県は日和佐海岸へ、6日間のクライミングトリップ
#031 展示会シーズン! 笠置山クライミングエリアのために
#032 長衛小屋の手ぬぐいと、カモシカスポーツのTシャツ
#033 すてきな山の紙モノを見つけられる『アラスカ文具店』
#034 クライミングトリップの新しい相棒は超大型ギアバッグ
#035 東海の名物ルート、運否天賦(5.13c)にご対面
#036 笠置山クライミングエリアでアウトドアフリマを開催!
#037 特注品もオーダーできるナンガのコンセプトショップ
#038 笠置山クライミングエリアで講習会を開催します!
#039 早春の根ノ上高原から、残雪の恵那山を見上げる
#040 初めての笠置山登頂は高橋庄太郎さんといっしょに
#041 日本百名山・恵那山の麓で原画展を開催します
#042 自然の造形と想像力。初めてのアウトドアクライミング
#043 アメリカ、赤茶けた大地へのクライミングトリップ
#044 アメリカ、インディアンクリークでのクラック強化合宿
#045 南アルプスを描いた山梨県・白山でのスケッチ教室
#046 クライムオン!! でトラッドクライミング入門講座
#047 穏やかな春の味覚。山菜と木曽地方の朴の葉料理
#048 ついに念願叶ってインストラクター資格を取得
#049 アラスカ、アンカレッジ取材で出合った老舗登山用品店
#050 複製画も並ぶ展覧会『北アルプスの風景』を開催します
#051 アメリカ西海岸の風が吹くナチュラル アンカーズ
#052 夏の一日、森をめぐる物語
#053 アルパインクライミングで楽しむ夏の八ヶ岳
#054 潔い子どもたちと、夏の高尾山で山のスケッチ教室
#055 雨続きの8月、クライミングエリアの開拓にひと汗かく
#056 岐阜から岡山まで、ぶらり大人の青春18きっぷの旅
#057 小川山のフリークライミングと檜枝岐の沢登り
#058 夏の終わり、秋の気配
#059 小川山のクレイジージャムをめぐる思い出
#060 彼岸花の咲くころに。近場に隠れる美しい風景探し
#061 心地よい秋晴れの午後、笠置山までちょっと登りに
#062 御在所岳、東海地方のクライミング・ゲレンデ
#063 10月の3連休。季節の変わり目の岐阜暮らし
#064 移ろう季節、アトリエ小屋の裏庭にアケビが実る
#065 三崎海岸に登り鳥海山を歩いたクライミングトリップ
#066 山小屋の棚に仲間入りしたホーローと樹脂のマグカップ
#067 ボルダ―開拓に、色づいた落葉。晴れが続く秋の日
#068 マムシ草と鬼吉。幼き日々の『子ども発表会』の記憶
#069 笠置山通いの日々。来月のエリア公開イベントに向けて
#070 裏庭のアトリエ小屋へ、階段と渡し板を整備する

 

成瀬洋平
Yohei Naruse

1982年岐阜県生まれ。山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。雑誌への執筆のほか、展覧会や水彩画ワークショップも開催。雑木林の中に自力で制作した小屋で制作に取り組みながら、地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画などにも携わる。
ブログ http://d.hatena.ne.jp/naruseyohei
ウェブストア https://naruseyohei.stores.jp

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